「戦略的アライアンス」←待て、非戦略的アライアンスなんてあるのか?

「アライアンスを組みましょう!」

そう言われた瞬間、筆者は思ったのである。「いや、普通に『協力しよう』でよくないか?」と。

しかし、ここはカタカナ語が飛び交うビジネスの世界。「アライアンス」と言ったほうが、なんとなく賢そうに聞こえるらしいのだ。まるで「魔法を使えます!」と言わんばかりのドヤ顔で「アライアンス(笑)」を口にする上司たち。筆者の脳内には、ドラ◯エの呪文が浮かぶのであった──「アライアンス!」「パルプンテ!」「バリュー最大化!」

だが、そんなカッコつけワードを使ったところで、現場は混乱するだけなのである。「アライアンスを推進するためにリソースを最適化しよう!」とか言われても、若手社員の頭の中には「……で、私は何をすれば?」という疑問しか浮かばないのだ。

──さて、今回はそんな「アライアンス(笑)」の実態を暴いていこうではないか!

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アライアンス(笑)──それは、会議室に響く呪文である

「アライアンス」。この言葉の本来の意味を知っているだろうか?

一応説明すると、アライアンスとは「企業同士が戦略的に提携すること」を指す。英語の”alliance”から来ており、もともとは「同盟」「連携」といった意味を持つ。しかし、ここで問題なのは──「じゃあ『提携』でよくない?」ということなのだ。

例えば、「A社とB社がアライアンスを組む」と聞いたとき、多くの人は「具体的に何をするの?」と疑問を抱くだろう。何しろ「提携」「協業」「パートナーシップ」との違いすら曖昧なのである。

筆者の経験上、「アライアンスを強化する!」と叫ぶ上司の9割は、「とりあえず何か関係を持っておこう!」ぐらいのノリで言っているにすぎない。むしろ、「アライアンス」という言葉を使った瞬間に「実態のない協力関係」が生まれるという謎のマジックが発動するのだ。

──では、ビジネスの現場では「アライアンス(笑)」がどのように迷走しているのか?次のセクションで見ていこう。

アライアンスの現場──こうしてカタカナ語が迷子になる

ビジネスの現場において、「アライアンスを強化しよう!」と言い出す人々は、得てして「何をどう強化するのか」を説明しない。むしろ、「アライアンス」という言葉が出た瞬間、会議室には「とりあえず連携っぽいことをすればいいのでは?」という、謎の空気が流れるのである。

ケース1:名刺交換だけでアライアンス成立

とある企業同士の会合で、部長クラスの人々が名刺を交換した。すると、その場で誰かが言うのである。

「本日は貴社と戦略的アライアンスを進める第一歩となりましたね!」

──おい待て。ただの名刺交換だぞ?

結局、何の契約も、何の具体的な計画もないまま、翌日の社内報には「XX社とアライアンスを締結しました!」とドヤ顔で掲載されるのだ。もはや「名刺を渡すこと=アライアンス」という謎の公式が成り立っているのである。

ケース2:「アライアンス!」と言っておけば仕事した感が出る問題

会議で「今後の成長戦略」について話し合っていると、突然誰かが言い出す。

「競争優位性を確立するために、アライアンスを積極的に推進していきましょう!」

──これ、どこかで聞いたことがないだろうか?

この手の発言は、「特に具体的なアイデアがないときに、とりあえず言っておく万能フレーズ」として機能する。しかも、こういうことを言った人に「具体的にどういうアライアンスを想定していますか?」と質問すると、たいてい「そこは今後詰めていきましょう」と言われて終わるのだ。

……つまり、「アライアンス(笑)」とは「何も決めずに決まった感を出す呪文」なのである!

では、こんな「アライアンス(笑)」の洪水にどう対応すればいいのか?次のセクションで考えていこう。

どう乗り切るか?──「アライアンス(笑)」をうまく使いこなす術

ここまでの話で、「アライアンス」という言葉がいかにフワッとしているかが分かっただろう。しかし、ビジネスの世界では、この手のカタカナ語を「適当に使いこなす能力」も求められるのである。

そこで、ここでは「アライアンス(笑)」をうまく使いこなすための処世術を伝授しよう!

① 「アライアンス=協力」と頭の中で翻訳する

まず、「アライアンス」と言われたら、頭の中で「協力」と置き換えるのだ。

上司:「この企業とアライアンスを強化する方針で」
脳内変換:「この企業と協力しよう」

すると、「結局、どんな協力関係を築きたいのか?」という本質的な疑問が浮かぶので、適切な質問ができるようになる。

「具体的にどの分野で協力するのが良いでしょうか?」

こう返せば、曖昧な「アライアンス(笑)」の話が、少しは具体的になるのである。

② 「アライアンスしておきます!」の魔法の一言

アライアンスという言葉は、とにかくフワッとしている。だからこそ、「適当に使ってもバレにくい」のだ!

例えば、上司に「XX社とのアライアンスの状況どうなってる?」と聞かれたとしよう。そんなときは、こう返せばいい。

「はい、現在、調整しつつアライアンスを進めております!」

……もう何も言ってないのに、なんか仕事してる感が出るのだ!

③ 「戦略的アライアンス」を逆手に取る

「アライアンス(笑)」が好きな人は、「戦略的アライアンス」という言葉も大好きである。しかし、これほど意味が曖昧な言葉もない。なぜなら、「非戦略的アライアンス」など存在しないからだ!

そこで、こう返してみるのはどうだろう?

上司:「これは戦略的アライアンスだから、慎重に進めよう」
あなた:「確かに、非戦略的アライアンスとは一線を画しますね!」

相手は「ん? 非戦略的アライアンス……?」と考え込み、話が堂々巡りすること間違いなしである。

まとめ:結局どうすればいいのか

ここまで見てきたように、「アライアンス(笑)」とは、

  • 具体的な意味が曖昧なまま飛び交うカタカナ語
  • とりあえず言っておけば「仕事してる感」が出る便利ワード
  • でも実際には「協力」と言えば済むことが多い

──という存在なのである。

だからこそ、この言葉を使うときには、以下のルールを心がけよう。

  1. アライアンス=協力 と即座に変換する。
  2. 「アライアンスを進めています!」と適当に返しておく。
  3. 「戦略的アライアンス」と言われたら、「非戦略的アライアンスとは?」と問い返す。

これさえ押さえておけば、「アライアンス(笑)」の迷宮に迷い込むことなく、スムーズにビジネスライフを送ることができるのである!

さあ、新卒・若手社員諸君。今日から「アライアンス(笑)」をうまく使いこなし、カタカナ語の荒波を乗り切るのだ!

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