「マイルストーン引いてみました!」
──はいはい、また出ましたね。「マイルストーン(笑)」である。
もはや聞き慣れすぎて、筆者の脳内では「マイルストーン」と聞いた瞬間に、自動で「スケジュールのことね」と翻訳される仕組みが出来上がっている。なのに、なぜか毎回「えっ、何?」みたいな顔をしてしまうのである。
いや、知ってるよ? それ、ただの「予定」だろ? だったら最初から「スケジュール」と言ってくれ!
こうしてまた、我々は「カタカナ語の謎ルール」に振り回されるのである。
マイルストーン──それ、ただの予定表では?
「マイルストーンを明確にして、スムーズにプロジェクトを進行させよう!」
そんな感じのフレーズが飛び出すたびに、筆者は思うのである。「いや、それってただのスケジュールでは?」と。
しかし、マイルストーンとスケジュールは違う、と言い張る者もいる。「マイルストーンは、プロジェクトの節目となる重要なポイントのことだ!」とか、「進捗を管理するために必要不可欠な概念だ!」とか、やたらと力説するのだ。
──でも、ちょっと待て。
たとえば「◯月◯日までにAの工程を完了させる」「◯月◯日にはBの発表を行う」といった“マイルストーン”が設定されたとして、それは普通に「スケジュール」と何が違うのか? そう、どちらも「いつまでに何をやるか」を決める話に過ぎないのだ。
つまり、「マイルストーンを設定しよう!」とは、「スケジュールを決めよう!」を少しおしゃれにしただけの言葉なのである。
では、なぜこんな言葉がわざわざ使われるのか? それは例によって、カタカナ語には「言った側が賢く見える」効果があるからなのだ!
マイルストーンとの戦い方──適当に乗っかれ!
「このプロジェクトのマイルストーンを明確にしよう!」
そう言われたら、どう返すべきか? ここで間違ってはいけないのは、「マイルストーンって、ただのスケジュールのことですよね?」などと正論をぶつけることだ。そんなことを言おうものなら、「いや、マイルストーンは単なるスケジュールではなく、プロジェクトの重要な節目を…」などと長々と説明され、気がついたら30分くらい無駄にするハメになるのである。
そこで、うまく乗り切るための戦略が必要なのだ。
まず、カタカナ語をカタカナ語で受け流す技を覚えよう。例えば、こうだ。
このプロジェクトのマイルストーンを明確にしよう!
そうですね。フェーズごとのゴールを明確化して、進捗を可視化しましょう!
……意味はあるようで、実は何も言っていない。だが、相手は「おっ、わかってるな!」という顔をする。これでOKなのだ。それが「マイルストーン勢」との正しいコミュニケーションなのである。
また、「このマイルストーンって本当に必要ですか?」という疑問が湧いたときも、真正面からぶつかってはいけない。そういうときは、こう聞こう。
このマイルストーンがクリティカルパスにどう影響するか、少し整理してみますね!
──すごく頭が良さそうな発言に聞こえるが、これもまた何も言っていない。要するに「ちょっと考えます」と言っているだけなのだ。
結局、「マイルストーン」とは、それを放ったものが主導権を握るためのワードなのだ。我々は、それに真正面からツッコむのではなく、「それっぽい言葉を返してイニシアチブを取り返す」というスキルを磨くべきなのである!
まとめ:マイルストーンは適当に流せ!
結局、「マイルストーン」とは、ただの「スケジュール」なのだ。だが、なぜか「マイルストーン」と言い換えただけで、プロジェクトが戦略的に進んでいる気がするのである。
重要なのは、この言葉に振り回されないこと。真正面からツッコむと面倒なので、「フェーズごとのゴールを明確化しましょう!」などと適当に返しておくのが正解だ。
そう、マイルストーンも例に漏れず言った者が優位に立てるカタカナ語なのだ。我々は、これをうまくかわしつつ、適当に乗っかる術を身につけるべきなのである!










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